短期大学部案内・情報公開

地域連携・貢献センター事業報告

令和元年度 地域連携・貢献センター事業報告

1.令和元年度公開講座

生涯学習の一環として本学では毎年、公開講座を実施しています。本講座は、本学が持っている教育資源を広く地域社会に提供し地域住民の知的好奇心を満たすとともに、金城大学と金城大学短期大学部の教育・研究活動に関する理解を深めてもらい、地域社会とともに協働・連携して邁進するために開講しています。統一テーマを設けずに広い学問分野の講座を、金城大学との共催で、5月初旬から10月下旬まで計20回、無料で実施しています。
短大担当は全6回、その内1回は「高齢者対象講座」としてガート・ウエスタハウト氏「英語を楽しもう!」、1回は「特別講座」として白山市健康福祉部課長 徳野哲子氏に担当いただきました。その他の4講座担当は、加藤博、柴田英登、権田宜子、若月博延の4氏(敬称略)。参加者数は延べ688人(昨年514人)でした。

2.協定先を中心とした地域活性化への貢献活動

本学は建学の精神に「遊学の精神の涵養」を掲げ、日頃の教育活動に加え地域貢献活動を重要な取組として位置づけています。また、教育的な資源(教員人材や施設等)の提供や地域振興事業への協力などを積極的に行っています。
以下に令和元年度の各学科の主な連携活動を紹介します。

ビジネス実務学科

1)ふるさと白山市プロジェクト
白山市との連携で、「若者にも白山市の地酒を知ってもらいたい!」という目的でどうしたら若者にも地酒を口にしてもらえるかを考え、連携活動を行いました。
2)ふるさと野々市市プロジェクト
野々市市の特産物であるキウイとヤーコン。健康野菜であるヤーコンを若い世代の方にも食べてもらい、良さを知ってもらう活動を行いました。
3)ふるさと能美市プロジェクト
能美市の特産物である「国造ゆず」。「国造ゆず」の付加価値を見出し、その付加価値を他のものと差別化しPRすることによって「国造ゆず」の周知を広めました。
4)サマフェスキッズランド2019
白山商工会議所から依頼を受け、地元の子どもたちが大人の仕事を体験できる「サマフェスキッズランド」事業をサポートしました。
5)地域を盛り上げろ~兼六園ガイド2019 ~
石川県では県への修学旅行の誘致を進めています。昨年は兼六園のガイドマニュアルの作成から始まりましたが、今年度はそのマニュアルを活かし、より修学旅行生とコミュニケーションをとったマニュアルを考えることを目標としました。
  • ふるさと野々市市プロジェクト
  • 地域を盛り上げろ~兼六園ガイド2019 ~

美術学科

1)道の駅めぐみ白山とのコラボレーション
アートワークとして、道の駅めぐみ白山とコラボレーションし、デザイン・ビジネスコースの学生が子ども達を対象に缶バッチ制作のワークショップを行いました。また油画・日本画コースでは学生作品の展示を行いました。
2)ポスター等の依頼制作
デザイン・ビジネスコースやマンガ・キャラクターコースを中心に、金沢市・白山市・野々市市といった自治体や企業からの依頼を受け、ポスター制作やキャラクター提案等を行っています。令和元年度は・白山市笠間地区ウォーキングマップデザイン・石川県民大学校ポスター等図案の提案・手話でコミュニケーション冊子用手話イラストレーション・白山市の歴史を紹介する紙芝居の制作等を行いました。
3)各種イベント協働活動
  • 千代女アートプロジェクトとして千代女キャラクターを美術学科2年生全員で提案し、白山ロータリーが主催となってそれを地元商店街で展示し、一般市民の得票を含めて採用を決定するコンペティションを行いました。採用された千代女キャラクターについてはクリアファイルとなって白山ロータリークラブから白山市の全小学校に配布されました。聖興寺においては千代女をテーマに学生が制作したプロジェクションマッピングを一般に公開し、地元商店街の振興に貢献しました。本事業は今年度で終了となり、次年度より新たな地域活性イベントの提案を続ける予定です。
  • 野々市市でアニメーションのワークショップの開催
  • 笠間祭りにおける似顔絵屋台の出店
  • 介護施設(朱鷺の苑)夏祭り似顔絵ボランティア
  • 2019ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭 こどもデザインワークショップの協力
  • 白山市松陽小学校の生徒対象の金城こどもアートスクール開講(夏季休暇中)
  • 千代女アートプロジェクト
  • 金城こどもアートスクール開講

幼児教育学科

1)中宮地区との世代間交流事業
中宮地区・NPOおやこの広場あさがお・白山市観光課・本学との連携事業です。事業目的は、都市部の核家族親子・山間部の高齢者・学生が、交流を通して子育てのエンパワメント・伝統文化の継承・過疎地域の活性化・コミュニケーション力構築等の醸成を図ることにあります。学生にとって、子どもの姿、親の姿、多様な人と関わる力、スタッフとしての動きなど、学内だけでは身につけることのできない学びを得る事のできる事業です。
回数 実施日 内 容
第1回 5月18日(土) 春のお山散策・山菜採り・餅つき体験
第2回 8月3日(土) イワナつかみ取り・ミニ縁日
第3回 11月16日(土) 秋で遊ぼう・のり巻き作り体験
第4回 2月8日(土) 雪遊び・おにぎり作り体験
2)食育啓発事業
白山市健康福祉部と連携事業です。白山市所有のキッチンカーを使って学生と教員が市内の保育園に出向き、食育推進事業を行います。8月21日(水)西柏こども園、8月22日(木)山島こども園にて実施しました。
3)松任図書館での絵本読み聞かせ事業
白山市松任図書館からの依頼で、学生が毎月第一土曜日に図書館利用親子に向けて絵本の読み聞かせ会を行っています。
4)出張講座
幼児教育学科の教員が保育関係者を対象として「出張講座」を行います。県内の保育現場から園内研修や保護者対象講座の助言者や講師としての依頼を受け、出向きます。令和元年度は34件の申込みがありました。
  • キッチンカー
  • 松任図書館での絵本読み聞かせ事業

3.大学コンソーシアム石川「地域課題研究ゼミナール支援事業『付加価値強化枠』」
 採択事業―ビジネス実務学科 越野ゼミ

ビジネス実務学科越野ゼミと能美市との連携事業「能美市産農作物(国造柚子)を活用した加工品」が付加価値強化枠に採択されました。「石川柚子まつり」「国造柚子まつり」などのイベントに参加したり、金沢駅東もてなしドームやいしかわ動物園にてゆず茶の試飲イベントを開催したりしました。

  • 地域課題研究ゼミナール支援事業
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