園の生活

クラスだより

令和4(2022)年10-11月号  3歳児 5歳児

3歳児クラス(いちごぐみ)「ある日…」

 園庭でコオロギを見つけた子どもたち。「コオロギって何食べる?」と不思議そうにする様子も見られ、〇〇君が図鑑で調べ始めましたよ!コオロギのページにはりんごやかつお節、カボチャなどの絵が描いてあり、「早くあげないとお腹空いちゃう。せんせい持ってきて~!」となんだか急いでいる様子でした。
 その時、ちょうど職員室にカボチャがあるのを思い出した担任は、早速、少しもらってきてコオロギにあげてみる事にしました。すると、図鑑のとおりにカボチャを食べるコオロギ。思わずみんなで「本当に食べたね!」「すごい!」とビックリ!そして翌日、今度は〇〇ちゃんが観察ケースに蝶々を入れて登園すると、「カボチャ食べるかも!何を食べるかあげてみないと分からないよ!」と何だか嬉しそう。そこで蝶々にもカボチャをあげてみる事にしました。
 大人の感覚では蝶々はカボチャを食べない事が何となく分かるのですが、子どもたちはワクワク興味津々で見ていました。でも蝶々はカボチャを食べなくて…。残念がるかな?と思う担任の横で「カボチャ食べなかったね。何食べるんかな?」と前向きに考える〇〇ちゃん。残念というよりも気持ちは次へと向いているようでした。そして昆虫ゼリーもあげてみましたよ!ほかにもいちごぐみさんが虫探しをして虫を捕まえると、その様子をじっと見ていたももぐみ(満3歳児クラス)の〇〇君も観察ケースを持ってきてみんなについて行き、真似をして一緒に探していたり、虫を捕まえると「せんせいカボチャ~!」と〇〇君の可愛い声も聞かれました。ある日の一コマですが、こうやってお友だちの姿を見て、真似てみたり、色々な事に繋げて考える子どもたちの様子を見て、子どもたちの繋がりや発見、友達からもらう影響に改めてすごいな~と感じました。

5歳児クラス(めろんぐみ)「みんなのお米!!~脱穀、もみすり、最高!!おいしかったよ~」

 稲刈りの後、干しておいた稲を割りばしを使って一本ずつ脱穀しました。ハサミで切った稲を割りばしで挟んで滑らせて一粒ずつにするのですが、最初は、「でき~ん!」「どうやって挟むの?」「あぁ~もう、また割りばし折れた!」と怒りながらやっていたみんなでしたが、慣れてくると○○君は、無言で黙々と頑張っていましたよ!いろんな所にお米が飛んでいき「ここにもあった!」「大切なお米」「神様が88人もいるの!」と一生懸命拾い集めていました。
 もみすりは、すり鉢と野球ボールですりすりしてもみ殻をはがすのですが、これが想像以上に大変で、簡単にもみ殻が取れず、すりすりした後、一粒ずつ手ではがさないと取れなくて、「何粒になった?」「まだかつ丼には足りない!」「一人100粒食べれる?」「数えてみよう!」ととても時間と手間のかかる作業を頑張りました。「お米作るって大変なんだね」としみじみ言っていたのは〇〇ちゃんと〇〇君です。
 部屋であそんでいるとお米の炊けるいい匂いがしてきて「うわぁ~お腹すいてきた!」と何度も炊飯器の所に行くみんな!炊けた音が鳴ると「お腹すいた!食べたい!」ともう、何も手につかずのみんなでしたよ。
 みんなのお米だけでは、少なかったので少し足して白米とみんなの玄米を混ぜて炊きました。「茶色いのがみんなのお米で玄米だよ!」と言うと「玄米あった!」「玄米すっごくおいしい!」と全員がお代わりして食べて炊飯器が空っぽになりました!自分たちで育てたお米は絶品だったようです!春から取り組んだお米作り!バケツの水がすぐにカラカラになったり、台風で稲が折れてしまったり、本当にいろんなことがありましたがみんなで食べられて担任も感動しました!

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