研究紹介（院生）

研究テーマ

高位脛骨骨切り術施行患者のLateral thrustに対する外側ウェッジインソールの即時効果の検証

指導教員

佐々木　賢太郎　教授

研究の概要

高位脛骨骨切り術（HTO）は変形性膝関節症の方に対する関節温存型の手術です。人工関節と違いインプラントを用いないため、将来的にスポーツ復帰や正座も獲得することができることから注目を集めています。先行研究からHTO術後も膝関節外側動揺（lateral thrust）が残存することが報告されています。lateral thrustは膝痛の増強や変形性膝関節症の増悪に関与することが報告されており、これらを軽減する方法を確立することが重要になります。

私の研究は三次元動作解析装置を用いて、ＨＴＯ術後患者さんの歩行を分析するものになります。歩行の際に外側ウェッジインソールを挿入してlateral thrustへの介入効果を検証することが目的になります。これらの解析結果をもとに、ＨＴＯ術後患者さんへの有効な理学療法プログラムの確立につなげていく予定です。