2025.2.5

(2025年2月号)太田淳子 園長

園長のつぶやき

寒中お見舞い申し上げます。
一年中で一番寒い時期ですが、子ども達は元気にあそんでいます。

ある日、ももぐみ(満3歳児クラス)さん 、いちごぐみ(3歳児クラス)さんのままごとあそびに、私も混ぜてもらいました。
外は久しぶりの青空。「じゃあ、ピクニックに行こうか。」と呼びかけると、子ども達はお弁当を作り始めます。
まずは、お弁当箱。いろいろな形の容器があり、すぐに取り合いになりました。
次は、中につめる野菜や果物、ごはん類。
自我の目覚めで、自己主張が強くなったこの時期、「貸して」と「イヤ」の言葉が飛び交い、泣いたり、怒ったり、わめいたり。
でも 、この取り合いが大切なのです。
お互いに容易に譲れない自分があるので、その違いからけんかになり、そこをくぐり抜け、乗り越えて、他人と結び つく力をつけていきます。
自己主張を諦めた見かけだけのよい関係では 、 他人と関わる力や結びつく力は育たないのです。

<今月の一句>
ままごとの取りあふバナナ春隣(はるとなり)