NEWS 平成27年度看護学部FD研修会を開催しました

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看護

平成27年度看護学部FD研修会を開催しました

平成28年3月2日(水)-3日(木)
第1回看護学部FD研修会を開催しました(看護学部全教員、事務職員)

本年度、金城大学は看護学部を新設し、白山市との保健医療福祉分野でのさらなる連携を図るとともに、地域に根差した大学づくりに努めています。
看護学部開設2年目を迎えるにあたりFD研修会は「1年次学生の卒業時における到達度と適正―どのような学生を育てるのか―」をテーマとして、基調講演、講演、話題提供、グループワークの構成で実施しました。
概要は下記の通りです(一部抜粋)。

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1.FDの背景と意図

新設学部の利点を生かし、3年後の完成年度を迎える前に、1年次生の現状を把握することは新年度の入学生の教育を構築するためには不可欠となります。したがって、今後の課題を抽出する観点から1年次の学生が進級する3月末までに学生の到達度(出席状況・成績・授業評価など)を適正に評価することは重要です。また、本FD研修の取り組みは教員の指導体制の強化につながり、学生の学習状況からカリキュラム・シラバスにおける目標設定が可能になると考えられます。リンクスター世代(1995年以降に生まれ)の学生とのジェネレーションギャップに対応することも含まれます。このことから、学生の現状、教育体制・教育内容について、個人(各領域)および教員全体で検討することは、「どのような学生を育てるのか」が明確になると共にカリキュラム評価に関連し、教育の質の維持向上に寄与することができます。

2.参加者の到達目標・期待される効果

 1)1年次生の卒業時における到達目標を適切な時期に評価する必要性が理解できる。
 2)個人(領域)・全体として総合的に教授活動する必要性を知ることができる。
 3)教育の質を維持向上させるために必要な考え方を養う。
 4)金城大学の組織人としての役割を認識できる。

 

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3.開催日・実施方法・講師

 3月2日(水)・3日(木)
  1日目:午前の部 10:00~12:10・午後の部 13:00~15:30、2日目:10:00~ 12:30
  2日間のFD研修会(基調講演・講演・話題提供・グループワーク)
  基調講演:半谷 静雄先生(金城大学学長)「金城大学看護学部に求められること」
  講  演:境 美砂子先生(看護学部助教)「これからの看護師に求められること」
  話題提供:松島 昭廣先生(看護学部教授)「授業の取り組みと学生達の反応」
  グループワーク:3G


◇ 参加教員の感想を紹介します(一部抜粋)

  • 境 美砂子(看護学部助教)

教育について、他領域の先生方とお話しをさせていたいだいたことが、自分にとってとても良い刺激になりました。看護教育を担う組織人のひとりとして自分の立ち位置も確認するこができました。まず、自分を大切に、セルフマネジメントしながら、学生のロールモデルになるよう自己研鑽していきます。

  • 中嶋 渚(看護学部助手)

先生方の多角的な考え方に触れて、自分の目標や考えが深まり、視野が広がったと感じています。金城大学という組織の中で自分の役割について、これからも考え続けていこうと思います。