3月11日(土)に、金沢を拠点に活動している演劇表現のファシリテートグループ“Ten Seeds”の皆さんを講師に招き、演劇表現あそびのワークショップを開催しました。
子ども福祉学科からは1年生約30人が参加し、思い切り体を動かし伸び伸び表現あそびを楽しみました。
非常に練られた沢山の遊びを通して、自分が自分であること、人と関わること、伝え合うことの幸せを存分に味わい、 わずか3時間のあいだに学生の姿がみるみる変わっていきました。
輪になってみんな一斉に新聞紙の棒を投げて、隣へ送ります。その次は一人飛ばした隣の人へ! 受け止めて~!
新聞紙でできた長~い剣、当たったら大変! みんな必死です。
だるまさんがころんだ、ですが、いろんなリクエストがある障害物競争。 みんなが役者みたいに見えてきました。
目を閉じた人を、ペアのもう一人がガイドをしながら探索に出ます。目を閉じている相手にどうしたら安心感を持ってもらえるのか、伝えられるのか、福祉や保育に繋がる体験です。
さまざまな形のジェスチャーゲーム。
とっても不思議なお題を考えて、チームで表現します。
「分かってほしい」という表し手の気持ちと「分かりたい」という見ている側の気持 ちが一つになると、どんな奇想天外なイメージも伝わるという奇跡のような幸せな空 間が生まれました。
“Ten Seeds”は、幼児から小学生・中高生、高齢者、障害のある方や保育・教育現場の方など、 様々な対象者へのワークショップを数多く行っています。
子ども(大人も)は「しっかり遊ぶ」が学びに繋がるということや、 無意識に現れる表現から伝えようと表わす創造的な表現へと育てること、 そのために一人一人があるがままを表わせる安心できる空間を作ることなど、 保育・教育を目指す学生にとってとても大切なことを実感を持って学ぶ有意義な時間となりました。