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高齢者のための在宅活動ガイドNCGG-HEPOP 2020エクササイズの実演ビデオ

 

 

 

高齢者のための在宅活動ガイドNCGG-HEPOP 2020エクササイズの実演ビデオ

金城大学医療健康学部・神谷晃央准教授らの共同研究グループは、新型コロナウイルス感染症で自粛生活を余儀なくされている高齢者のために作られた在宅活動ガイドNCGG-HEPOP2020の動画を作成し、日本語版と英語版をYouTubeにアップロードしたことが、国際的な老年医学雑誌Geriatrics and Gerontology Internationalに取り上げられました。

新型コロナウィルス感染症による累計感染者は世界全体で1億9000万人を超え、死者は400万人を超えました。世界中の多くの人が感染の拡大を防ぐために、移動や行動の制限を受けています。コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種が開始されていますが、集団免疫を獲得するまでには至っておりません。そのため、パンデミックが収束するまで、高齢者の自宅への閉じこもることは多く、運動不足によるフレイル、サルコペニア、認知機能の低下など、心身に及ぼす影響が懸念されています。共同研究者の金城大学・大沢愛子客員教授 (国立長寿医療研究センター医長)らは高齢者が自宅で安全に運動できるようにするためのプログラムNational Center for Geriatrics and Gerontology Home Exercise Program for Older People(NCGG-HEPOP2020)を開発し、運動内容を簡単な文章と人形を使って動作を説明しています。しかし、高齢者にとっては、どのように運動をすれば良いかを理解することが難しい場合があります。そこで、NCGG-HEPOP委員会や医療・福祉分野の大学生と協力してHEPOP2020プログラムの動画を作成し、日本語版と英語版をYouTubeにアップロードしました。この取り組みは、高齢者のリスクのある接触機会を減らし、身体活動を維持するための手段として役立つと考えています。

論文URL: http://doi.org/10.1111/ggi.14241 

共同研究グループ

金城大学:神谷 晃央 野口 雅弘 木林 勉 前島伸一郎

国立長寿医療研究センター:大沢 愛子 荒井 秀典