人間社会科学部
子ども教育保育学科
子どもの力を引き出す社会福祉的視点を持った保育の知識を身につける。
子どもを深く理解し、支援できる保育者を育てます。子どもを取り巻く環境も視野に入れ、社会福祉を幅広く学び保育の専門分野を深めます。保育士、幼稚園教諭一種に加え社会福祉士国家試験受験資格も取得可能。福祉的な総合力を身に付けることで保育・教育分野だけでなく医療福祉や公的な相談分野でも活躍することができます。
学びのポイント
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社会福祉の視点を持った保育のエキスパートへ。
社会福祉士を目指す学生たちと専門的なカリキュラムの中で学ぶことができます。保育や発達支援はもちろん、社会福祉分野も学び、家庭や地域への視点から子どもを捉える力を身につけます。
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自分自身が実感を持って子どもを理解する。
自ら子どもの立場に立って遊びを体験し、その実感の中で子どもを理解することを大切にしています。「実践→理論→実践」を繰り返し、日々変化する子どもたちと向き合う力を養います。
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活躍の場が広がるトリプルライセンスも可能。
保育士、幼稚園教諭一種、社会福祉士国家試験受験資格までも取得できるカリキュラムを用意。社会や家庭が多様化するなかで、活躍の場は子どもに関する様々な分野に広がっています。
目指せるトリプルライセンス
福祉の視点をもった総合力のある保育のエキスパートへ。
保育士、幼稚園教諭1種免許状に加え、指定科目を履修することで、社会福祉士国家試験受験資格も得られ、トリプルライセンスの取得が可能です。
4年間の学び
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1年次
保育や福祉の基礎知識を学び保育者としての役割を理解する。
子どもや子どもの生活に関わる保育者になるために必要な基本的生活態度と、保育の基礎的な知識や技術を修得します。保育所・幼稚園・認定こども園などの児童福祉施設や教育施設の役割を理解するとともに、早期の保育現場体験を通して、次年度以降に行う実習への関心を高めます。
主な科目
- ■ 学習方法演習
- ■ ソーシャルワーク論
- ■ 幼児教育者論
- ■ 保育原理
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2年次
保育の基礎知識を学び子どもとの関わりで深める。
子どもと向き合い、子どもの力を引き出すための保育の基礎知識を深め、技術力を向上させます。さらに専門教科・教職科目の内容を把握します。また、保育に必要なコミュニケーション能力の向上を図るとともに、実習の実践・反省を通して、次回の実習への力を養っていきます。
主な科目
- ■ 障害者福祉論
- ■ 発達心理学
- ■ 保育内容指導法
- ■ 器楽
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3年次
日々子どもと身近に触れて保育者としての役割を理解。
保育士資格や幼稚園教諭免許などを取得するための各実習を通して、保育者としての役割を理解します。子どもはもちろん保護者や地域の人など、子どもに関わる人の全体像を捉える力を身につけ、個々に添った対応力を広げます。また、実習の計画・実践・反省の流れの中で実践力を高めます。
主な科目
- ■ 子育て支援
- ■ 臨床心理学
- ■ 保育方法論
- ■ 子どもと文化
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4年次
子どもとの関わりを通じて保育に関する問題に気づく。
実習や生の現場の経験から保育に関する自己課題を明確にし、保育観・子ども観を確立します。対人関係の中でコミュニケーション能力の向上を図り、人としての幅を広げます。また、保育・社会福祉の実践者として、職場・地域をより良くするための行動力・発信力を育みます。
主な科目
- ■ 特別教育支援概論
- ■ 福祉総合学習
- ■ 幼児教育実習指導
- ■ 保育・教育実践演習(幼稚園)
PICK UP 授業
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保育内容(音楽表現)指導法Ⅱ
子どもの表現を育む感性豊かな保育者を目指して。
子どもたちの様々な音楽表現や遊びを演習で経験します。わらべうたやダンス(身体表現)などの遊びを実際に経験しながら、子どもの立場と保育者の立場から遊びの持つ意味を考えます。感性豊かな保育者を目指し、子どもの発達段階を捉えた表現方法や、そのために必要な音楽表現の基礎を学びます。
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保育内容(造形表現)指導法Ⅱ
好奇心旺盛な子どもたちに「つくる喜び」を伝える。
主に4歳児5歳児の子どもたちの「つくる活動」について演習と理論から理解を深める授業です。「なぜ!?」が大好きな子どもの心をくすぐり「つくりたい」の気持ちを引き出す活動の大切さや、そのために保育者はどのように何をすべきかなど、自分たち自身で「つくる」ことを通して学びます。