第5回 「肥満の流行と対策
~健康寿命延伸に向けた運動のコツ~」
《講師》
大学 医療健康学部 准教授 野口 雅弘
《開催日》
7月7日(土)
《概要》
高齢者人口の増大に伴い、高齢者の中での肥満も増大しています。日本においては、肥満指数(BMI)が25以上を肥満としているが、その中でも内臓脂肪肥満が生活習慣病と深くかかわり、非常に問題となっています。このような肥満の社会的な問題や世界的な流行について、他国のデータも交えて紹介しました。また、内臓脂肪の蓄積は、脂質代謝や糖代謝に異常をきたし、動脈硬化を進行させます。健康寿命の延伸のためには、動脈硬化を進行させないように身体活動量を増大させていくことが重要です。本講座では、肥満を効果的に改善するための運動療法について、運動の強度、頻度、時間、種類を4つの柱について説明しました。
《公開講座アンケートより受講者の声》
- サルコペニア防止のための運動の必要性。どのくらいでどの頻度を心がけるか…。強い運動ではなく長い運動でもなく効率よく続けること。50代を前に受講でき有益でした。歩数計ゲットしてまず歩くことを意識してみます。
- よくわかりました。日々実践しようと思います。
- 運動(体を動かすこと)について、よく分かって良かったです。