「KINJO特化美術表現」の学生36名が、小松市立空とこども絵本館へ「学外研修」に行きました。短大または自宅最寄駅からＪＲに乗り小松駅に集合。街歩きを楽しみながら絵本館に辿り着き、レクチャー＆ブックトークを聴き、一日ゆったりと絵本館で過ごします。あえてスクールバスは利用しませんが、一人も遅れることなく研修が始まりました。
小松市立空とこども絵本館は０歳からの絵本との出会いを推進し、ブックスタートから図書館への橋渡しをしています。
館内のどこででも「声を出して絵本を読む」ことができます。「絵本はぜひともお父さんやお母さん、家族の声で読んであげてください」というメッセージをその意味とともに伝え、館内でもそれが実現できるようハード・ソフト両面で様々な配慮や工夫をしています。
「KINJO特化美術表現」で大切にしていること、絵本館が大切にしていることには多くの共通点があります。そのことを学生に実感してほしいと願い、４月早々可能な限り早い時期に1回目の研修に出かけます。
機会があれば館内にいる親子に話しかけ、読み聞かせをさせていただきますが、そのきっかけをつくることは難しいことです。まずは絵本館が最も大切にしている「環境」の一部になることを意識し（「環境」を損ねず）、「安心」してもらえる存在になることが初めの一歩です。
この後６月実習までの間、土日や祝日を利用して「インターンシップ」として絵本館の活動をサポートします。多くの人々との交流の中で学生が育ち、1月には手づくり絵本が生まれます。