日時:2月26日(月)11:00~12:30
講師:美術学科 准教授 新井 浩
近年、アクティブラーニングやルーブリックといった言葉がよく聞かれるようになり、本学でもFD研修を通じ、これらの授業形態や学生評価方法を学び導入してきた。しかし、各教員がどの程度活用しているのか、これらの導入により効果はあったのかなど情報交換する機会があまりなかった。美術作品の評価はとかく主観的で感覚的な評価になりがちである。そこで改めて授業におけるルーブリック評価の導入状況を報告しあい共有した。
はじめに新井から、これまでFD研修において配られたルーブリックの資料をもとに概要を再提示し、知識・意欲・技能という教育評価の観点やパフォーマンスに基づく学修評価などについて、またルーブリックの目的と手法について改めて確認した。次に新井、東田先生、権田先生の順で授業におけるルーブリックの活用について報告を行った。
報告後、参加者から疑問点をあげてもらいディスカッションを行った。ルーブリックを導入しているが、その効果に疑問をもっている場合や、ルーブリック評価が機能していない点などがあげられた。新井はその後、別の機会にルーブリックの研修を受ける機会があったが、この時の疑問に答えるヒントが多くあり、機能するルーブリックにするための知識がまだ不十分であり、また根気強いメンテナンスが必要だと感じている。
その一方、授業評価について美術学科で話し合い、考える場をもてたことは有意義であった。また、他学科の教職員が参加して下さることで、美術学科だけでは生まれなかった視点の広がりを感じられたことも良かった。