平成29年度第13回FD・SD研修会
「平成29年度大学・短大・高校合同研修会を振り返って」

2018.03.28 共通

日時:2月13日(火)14:50~16:20
講師:ビジネス実務学科 教授 藺森 喜美

 

8月に開催された平成29年度大学・短大・高校合同研修会を振り返り、まず研修会で共有された危機感の分析と説明を行った。続いて、「危機を乗り越える道を探る」をテーマに、提示された危機を乗り越えるにはどうしたら良いかについてグループで意見交換をし、各グループで出た意見の発表を行って全体で共有した。「形式的で不要なものはやめる」、「3学科の魅力を武器にする方法を探る」、「学生減少を活かす」、「危機感の教職共有が必要」、「企業とタイアップしてパンフレットを作る」、「他学科の魅力も説明できる学生募集体制をつくる」等、様々な意見が出た。次に、「金城の魅力として何をアピールできるのか」について話し合い、発表を行った。「家庭的」、「学生と教員の距離が近い」、「母校を愛する多くの卒業生がいる」、「3学科の多様な活動がある」、「3学科の教員に交流がある」、「豊かな自然と落ち着いたキャンパス」等、多くの魅力が挙げられた。最後に、「金城の魅力を高校生に伝えるには」と題して東田美術学科長によるプレゼンテーションが行われた。「ガイダンスはライブであり、何らかの爪あとを残さなければ、高校生の心に響かない」との提言で始まる、実演を交えた説得力のあるプレゼンテーションであった。

 研修後のアンケートで、共有された危機感とその対応策について意見を求めたところ、「長い歴史の中で大切に受け継がれていることと、社会の多様なニーズに適応していく力を3学科足並みを揃えて、それぞれの持ち味をいかして求めていく方向性が大切になってくる。」との意見や「短大の魅力について意見交換したことがとてもよかったと思います。短大の学科の多様性を本学の強みとして、今後の学生募集のPRに生かし、危機を乗り越えたいと考えます。有難うございます。」との感想が寄せられた。また、「高校ガイダンスへの提言」については、「今回の提言内容は、確実に効果が期待できるものと思います。また、高校内ガイダンスは、ほぼ全員の先生が関わるものなので、全学的に取り組むテーマとしても最良だと思います。… 」、「東田先生のプレゼンテーションに拍手です。美術学科でビジュアルなものがあるからできると断定せず、それらがなくても、学ぶべきスタンスと持っていき方は大いに学び、それぞれの学科で学習会をすべきと考えます。」等、非常に参考になる有意義な提言であったとの意見や感想が多く寄せられた。

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