日 時:9月19日(火)14:40~15:30
講 師:美術学科 講師 和田 紘樹
第5回FD・SD研修会は、9月に実施された私立短大協会就職担当者研修会の報告について、美術学科の和田講師より発表がありました。
株式会社LEOCによる講演「人材から人財へ ―社内研修制度から見えてきた課題と女性の働き方改革―」より、昨今の新入社員に多くみられる早期退職に関する状況と、企業や学校における早期離職に対する予防策などの事例報告がありました。本学の卒業生にも、新年度早々に退職する学生が散見されます。ビジネス実務学科がこれから取り組もうとしている新人教育研修など、本学でも取り組みがはじまりつつあり、就職に関する取組として強く求められていくと思われます。
続いて、株式会社ディスコが運営している就職活動支援サイト“キャリタス就活”より、2018年度新卒採用における、企業の動向分析並びにインターンシップの実施状況について報告がありました。一時期、就職協定の見直しにより遅らせたはずの就職活動の実施時期は、ほぼ有名無実化しているようです。また、美術学科の就職活動が依然として遅れがちで、就職率が思ったように伸びない現状が報告され、他学科の教職員から客観的な意見が欲しいと提案がありました。
最後に、和田講師が研修会で体験してきた、学生に主体性をつけるグループワーク「無人島にひとつだけ持っていくなら、何を持っていくか?」を全員で体験しました。これらのワークが多数掲載されている書籍“タクナル式・主体性開発メソッド(株式会社リアセック著)”の紹介もありました。短時間でのグループワークでしたが、和気藹々とした雰囲気の中で改めて就職活動の動向を知り、問題点を共有する会となりました。