第30回 「認知症の方の心を理解する」
《講師》
大学 医療健康学部 准教授 猪狩 もとみ
《開催日》
9月30日(土)
《概要》
本講座は、認知症の症状と行動のとらえ方と、認知症の方の不安な思いについて解説しました。認知症の周辺症状(行動・心理症状)は、被害感やストレス・不安によって出現します。このため改善するには失敗の指摘はしないこと、失敗せずにできる役割(日課)を見つけ、行った役割に対し感謝することの重要性をお話しました。
認知症の方は安心できる場所と役割によって落ち着きを取り戻します。そして人はいくつになっても誰かの役に立ちたいと思っており、その願いを叶えるのは作業療法士の仕事であることもお伝えしました。認知症の方の心を理解し、適切な対応によって、ともに穏やかに生活することができます。
《公開講座アンケートより受講者の声》
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認知症の事を知っているつもりでも話を聞くと、詳しく知ることが出来てためになりました。ありがとうございます。
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自分自身や周りの人に対しての接し方、また心の持ち方等とても参考になりました。
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癒される声であっという間の1時間でした。良いお話をありがとうございました。