幼児教育学科の特化美術表現で小松市立空とこども絵本館へ研修に行きました。
初めての研修で学生がいちばん驚くことは、館内のどこででも「声を出して絵本を読む」ことができることです。「絵本はぜひともお父さんやお母さん、家族の声で読んであげてください」というメッセージをその意味とともに伝え、館内でもそれが実現できるようハード・ソフト両面で様々な配慮や工夫をしています。
「特化美術表現」で大切にしていること、絵本館が大切にしていることには共通点が多くあります。そのことを実感してほしいと考え、4月早々可能な限り早い時期に1回目の研修に出かけます。
短大または自宅最寄り駅から各自がJR電車に乗り、小松駅に集合。街歩きを楽しみながら絵本館に辿り着き、レクチャーとブックトークを聴き、昼食も含め一日ゆったりと絵本館で過ごすスタイルは10年間変わりません。
機会があれば館内にいる親子に話しかけ、読み聞かせをさせていただきますが、そのきっかけをつくることが難しいのです。まずは絵本館が最も大切にしている「環境」の一部になり、「安心」してもらえる存在になることが初めの一歩です。
今年度も多くの人びととの交流の中で学生が育ち、1月には手づくり絵本が生まれます。