平成28年度第10回FDSD研修会
【各学科研修会】第5回ビジネス実務学科FDSD研修会
「タッチパネル画面の共有システム利用講習会」

2017.03.15 共通

日時:平成29年3月7日(火)14:45~15:30
講師:ビジネス実務学科 教授 藤元 宏一

 金城大学短期大学部教授の藤元 宏一氏を講師として、「タッチパネル画面の共有システムの紹介」のテーマでビジネス実務学科FDSD研修会が行われた。

 初めに、「タッチパネル画面の共有システム」のための機器(特にスティックPC)の設定・接続の説明があった。使用したのは、教師側パソコン1台と学生側パソコン十数台とプロジェクター1台である。

 続いて、このシステムで出来ることとして、
(1)「デスクトップ」においては、学生パソコンで総てのソフトウェアが利用でき表示可能であることが紹介された。次に、
(2)「ホワイトボード」上で送受信画像への書き込みが可能であることも紹介され、実際に講師がホワイトボード上に書き込み、この作業が可能であることが示された。
 その他、このシステムを使って教師側パソコンで出来る操作として、
ⅰ)学生画面一覧表示をはじめ、ⅱ)学生画面の比較、ⅲ)学生画面を選択して教師画面に全画面表示、ⅳ)学生からの画面送信→即時に教師画面に全画面表示や、ⅴ)教師画面を学生画面に一斉送信、ⅵ)受講学生のパソコン利用禁止設定、ⅶ)全画面への記入などの機能の一つひとつを説明しながら、受講している教員に割り当てた十数台のパソコンとの間で実際にやりとりして見せた。

 また、このシステムを使って授業で活かせる用途として、①WEBブラウザ調べもの学習~④学生の制作物(CGやパワーポイントなど)比較などを分かり易く提示された。
 最後に、受講者から2~3の質問が発せられ、それぞれに丁寧に答え研修会を終了した。

 今回2回目の受講であったが、受講した感想は前回同様、確かに便利で高機能なシステムだが、短期大学部の実際の講義には卒業に必要な単位取得に加え、各種の資格や免許取得に不可欠な知識や技術の習得が強く求められる。それに加えて、このシステムが容易に使えるように整備された幾つかの教室の確保や、そこで講義を受ける学生数のパソコンやタブレットの常設など、このシステムの短期大学部の大多数の科目における現実的な使用には、まだまだ困難な面が多いと感ずる。ただ、一部の特殊な科目においては、使い方によっては絶大な効果を発揮する可能性はあるものと思われる。

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