第15回 「人間の手について 作業が健康寿命を延ばす」
《講師》
大学 医療健康学部 教授 澤 俊二
《開催日》
平成28年8月27日(土)
《概要》
人間の手について述べました。人間の手は、主食を得るために現在の手へと変化を遂げてきました。500万年前です。その手を使って、さまざまなものを作り出し、脳を発達させたと言われています。一方、足は2足歩行を可能にするよう変化をとげています。社会を作る原動力になったのが手と足と言えます。
この講座では、手と脳の関係、手の皮膚感覚のこと、手でものを創りだしていく意味について述べ、健康寿命を延ばすのに、認知症予防のために手を用いてさまざまな作業をすることが有用であることをお話ししました。
最後にギネスに載っています最も滞空時間が長い紙飛行機を作る作業をしていただき飛ばしましたが、1/3くらいの方しか完成ができずとても残念でした。でも良く飛びましたね。
《公開講座アンケートより受講者の声》
- 父母にも教えたいです。健康寿命が生きて行く上で最も大事なことなのですね。第三の脳が皮膚で外側にある臓器と初めて聞きました。ずっと手を使っていこうと思います。
- 普段何げなく使っている手には、生きていく上で重要な役割があることがわかりました。ありがとうございました。
- 今迄何げなく日常生活の中から改めて手・指の感覚の大切さ、意識をする事の大切さを知りました。健康寿命を延ばす為にも心がけたいです。