第2回 「宇宙の誕生と物質進化
-原子・分子の生い立ちを探る-」
《講師》
大学 社会福祉学部 教授 川邊 弘之
《開催日》
平成28年5月21日(土)
《概要》
ビッグバンでこの世界が生まれます。数秒後、陽子や中性子ができ、数分後には、鉄くらいまでの重さの原子核ができています。原子ができるのは数万年後です。そして数億年後、恒星や銀河系宇宙が誕生し、超新星爆発で鉄より重い原子が生まれます。
原子が重力で引かれ集まり、岩石惑星が生まれます。当初の高温状態のため、重い原子は惑星の内側に、軽い原子は外側に集まります。原子が集うと化学反応が起きます。酸素は反応しやすいので、岩石惑星の大気に酸素はありません。
生命は海で生まれたと考えられています。光合成生物が現れると、大繁栄し大気組成を大きく変えました。人類も含め、生物は環境を変える影響力を持っているのです。
《公開講座アンケートより受講者の声》
- 宇宙のはじまりから物質の進化の足どりを大変わかりやすく、解説いただきました。進化を経て、生命の誕生までとても多くの時間をかけて、今、見ている宇宙であり、地球であり、生きている私達がある。壮大な世界を感じることが出来ました。
- 宇宙の誕生から現在までの流れを理解出来ました。と同時に、地球の誕生と終わりは興味を持って学べました。
- 宇宙の粒子についての知識を深めることができてよかったです。