白山市鶴来新町の菊姫合資会社を訪問しました

2023.11.30 ビジネス実務学科

 

11月29日(水)、ビジネス実務学科の科目「フードコーディネート特論Ⅱ 日本酒文化とコーディネート」の授業の一環として白山市鶴来新町にある菊姫合資会社を訪問し、酒蔵等を見学し、講義を受けてまいりました。

説明してくれた喜本製造部長

 

コロナ禍で2年間見学がかなわなかった酒蔵見学が昨年やっと実現し、今年はこの授業の受講生の半分の20名がこの日に「菊姫」さんで受け入れていただき、地元の酒造りを自分たちの目で見ることができました。

学生たちは事前に白山市の酒造メーカー調べや日本酒醸造の流れを学習しています。各自が難しい日本酒醸造の「平行複発酵」について興味をもって見学に臨んでいるため、製造工程の見学と説明や清酒「菊姫」にかける熱い思いのお話に熱心に聞き入っていました。

製麹(せいぎく)室では温度や湿度が管理されていて真夏のような暖かさを肌で感じ、貯蔵タンクでは仕込み11日目のタンクの発酵の様子をのぞき、メロンやバナナのような匂いを嗅がせていただき、まさに日本酒造りに触れることができました。

暖かい製麹(せいぎく)室

タンクをのぞいたり、匂いを嗅ぐ学生

 

続いて、醪を搾る機械、搾りたての原酒を見学しました。

原酒

 最後に精米のサンプルを用いて酒米を70%⇒40%まで削るのに要する時間の長さ、また、難しい日本酒醸造の「平行複発酵」について麹と酵母を用意していただき、その働きを丁寧に説明していただきました。蒸米や麹の試食もさせていただきました。

麹を試食し「あま~い」

 

正味40分ほどで駆け足の見学でしたが、学生たちは中身の濃い体験ができ、酒造りの工程がいかに大変なものであるか知ることができました。朝の仕込み真っただ中のお忙しいなか本当にありがとうございました。