秋風を感じる9月7日(木)快晴の午後に、笠間キャンパスにある畑にて大根の種蒔きを行いました。
この活動は、白山市・石川県立翠星高等学校・白山市立松陽小学校・本学との地域連携企画です。SDGs推進事業であるこの企画を通じて、SDGsの課題であるフードロス・食育(地産地消)といった循環型社会(サーキュラーエコノミー)を学んでいきます。
今の日本において、SDGsの目標達成度の評価が低くなっている主要な課題には、「【目標12】つくる責任つかう責任」「【目標13】気候変動に具体的な対策を」「【目標15】陸の豊かさも守ろう」といった自然環境の持続可能性に関する目標が位置付けられています。
白山市は「SDGs未来都市」の選定や白山手取川ジオパークの「ユネスコ世界ジオパーク」認定を受けています。この素晴らしい地域資源を保管していくための活動が重要です。身近に取り組める活動を地道に続けるために、本学の食堂などから排出される残飯を利用しコンポストによる堆肥作りを行うこととなりました。また、一人暮らしやコロナ禍などの影響による食生活の乱れを起こさないために畑サークルが立ち上がりました。
立ち上げの際には、本学附属の西南幼稚園とゆかりのあった農家の太田さんにもお手伝いいただき今回の大根の種蒔きへとつながりました。
当日は白山市、翠星高校の生徒、本学学生(3学科)、太田さんなど約50人が集まり、畝作りから大根の種蒔きを行いました。翠星高校の生徒が中心となって行った畝作りでは、本学の学生もコンポストで作られた堆肥や牛糞を一緒に撒きました。
畝作りをしている時に、見学にきていた西南幼稚園の園児が、かわいい声で「頑張ってくださ~い」と応援する一幕もありました。
大根の種蒔きの際には、太田さんから種蒔きのコツなどをお聞きし、7センチ間隔で穴を開け3粒ずつ種を蒔きました。次回(9月25日)は、今回参加できなかった松陽小学校の生徒も参加し、畑で採れた野菜を使用した料理をいただく予定です。
今はまだ、小さな畑ですがこの畑を通じて、人と人をつなげ、笑顔あふれる白山市にしていきたいです。