幼児教育学科1年生は、夏期休業中に前半8月2日~4日と後半8月23日、24日の計5日間、「パネルシアター」を制作する「保育教材演習」を行いました。金沢工業大学と単位交換協定となっており、3名の学生の参加がありました。
「パネルシアター」とは、パネル布(毛ばだちの良い布)を貼ったボードに、Pペーパーという不織布で作った絵人形を貼ったり外したり、裏返したり、ボードのあちらこちらへ動かしながら演じる児童文化財です。1973年に児童文化研究家の古宇田亮順氏によって創案され、石川県では金城短大の吉田先生によって広められました。
前半は、絵人形の下絵を描いたり、色を塗ったり、また、パネル板も自分たちで作りました。図書館にたくさんある参考資料の中から作りたい作品を選び、制作に励みました。また、近隣の図書館へ資料を探しに行って、珍しい作品を製作した学生もいました。ポスターカラーで丁寧に色付けされた作品は、同じお話でも一人ひとり違って味があり、手作りの良さが感じられる作品となりました。
各自、作品を仕上げ、演じる練習をして迎えた後半は、6つのグループに分かれ、一人ずつ発表していきました。始めは「どきどきする~」と緊張していた様子でしたが、一緒に歌をうたったり、お話に大笑いしたり、温かな雰囲気の発表会になりました。お互いの作品を見て、「私も作ってみたい!」「同じ作品でもこんなやり方が!」という声が聞かれました。
今後、パネルシアターを保育実習はもちろん、実際の保育現場で演じられる機会があることを楽しみにしています。