ビジネス実務学科では「食の商品化と流通」の授業において、フード業界の第一線で活躍されている6名の外部講師をお招きし、業界の仕組みやテキストには載っていない現場ならではのエピソードなどをうかがう「流通業実務家講師講演」を行っています。
最終回である7月4日(月)の授業は、金沢のお土産として外せない加賀麩の代表的メーカーである株式会社 加賀麩不室屋の営業1部部長 土田大恭様と、社員の方お二人にお越しいただきました。
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昨年度、「この後の2回の授業で学生たちは和食 or イタリアンのメニュー開発の発表に取り組みます。」とお伝えしたところ、今年度は商品開発の手順やポイント、その苦労話などを中心に講演の内容を組み立ててくださいました。
麩や伝統ある「加賀麩不室屋」の歴史から、京都以上に北陸が麩の生産や消費の中心であったことや、近年、再び麩が注目されてきていること、お洒落な不室屋カフェのお話など伺いました。続いて主力商品である「宝の麩」とサンリオのハローキティとのコラボ商品に始まり、ポケモンのポッチャマとのコラボ、目玉おやじとのコラボなど次々と創り出す季節商品、限定商品の開発過程など本題に入っていきました。
具体的にポッチャマとのコラボの企画と食品が完成するまでのポイントをお聞きし、学生たちは「5W3Hの考え、事前のQCD、販促ではAIDMAやPDCAサイクルが大切なことがよくわかりました。」「自分たちの作りたいものではなく、お客様目線になって考えるという言葉が、今の私たち(ゼミでの活動)にぴったり。」というような感想が寄せられました。
最後に、一人ひとりに「宝の麩」をお土産にいただき、最終回に相応しい大満足の90分となりました。