7月3日、ビジネス実務学科の集中授業「アウトドア演習」の「手取キャニオンロードサイクリング」「火おこし体験」を行いました。6月に予定していたものですが、新型コロナウィルスの影響で延期となっていたものです。また、感染症に配慮して、「火おこし体験」での野外炊飯をしない、宿泊を避けて日帰り、といった昨年度同様の活動となりました。
朝9:30に「白山青年の家」から「道の駅瀬女」を目指して手取キャニオンロードサイクリング。授業でのサイクリングは今年で7回目となります。梅雨の季節で雨が心配されましたが、ほとんど雨に降られることもなく、サイクリングを楽しむことができました。熱中症が心配される気温でしたが、サポートカーが運ぶドリンクで細かく休憩を取りながら、全員が「道の駅瀬女」まで登りきりました。
昼食は、白山の恵が詰まったジビエのお弁当。地元で取れた自然の食材を使った弁当は、瀬女まで自転車で登ってきた疲れを吹き飛ばしてくれました。昼食後、片道完走のご褒美のソフトクリームも食べ、帰路につきました。
往路は登りばかりの道でしたが、帰りはほぼ下りなので、スピードを上げて一気に帰ります。途中、綿ヶ滝では、多くの学生が滝の下まで降りていき、みんなで白山の風を感じながら楽しんで帰って来ました。
白山青年の家に戻った後、急いで「火おこし体験」を行いました。バーベキュー時の火おこしは誰かに任せがちですが、本当は自分で火おこしできると楽しくなります。それと同時に、災害で被災した時など、火おこしは必須になります。バーベキュー用品売り場で売っているものを使う方法など、身近なものを使って火おこしを体験しました。薪、炭の燃え方の違いや、薪のバトニングや、麻縄で作る火口にファイヤースターターで火をつけ、フェザースティックに火を移すロマンあふれる方法から、煙突型火起こし器を使う方法、豆炭を利用する方法などを学びました。
グループ同士でお互い観察し合いながら、それぞれのやり方で工夫して火おこしに挑戦しました。今回の経験は今後のアウトドア活動に活かせる貴重な経験となりました。例年ならばおこした火で、野外炊飯を楽しむところですが、感染症に配慮して、そこで終了となりました。
今後のアウトドア演習は、登山を8月31日~9月1日に実施する予定です。