ビジネス実務学科では「食の商品化と流通」の授業において、フード業界の第一線で活躍されている6名の外部講師をお招きし、業界の仕組みやテキストには載っていない現場ならではのエピソードなどをうかがう「流通業実務家講師講演」を行っています。
6月14日(月)の授業は、ヤマカ水産株式会社 代表取締役社長 紙谷 一成 様にお越しいただき、「食材の見極め方、保存、流通、販売」と題して講演していただきました。
まずは水産物が消費者に届くまでの流通、特に市場の仕組みや価格の3通りの決め方など専門業者ならではのお話があり、続いて「お魚離れ」と言われる日本での課題について説明がありました。
その課題に対する対策として、養殖の強化・漁労の企業化・保存方法の技術革新などが説明され、実際に生と3DF冷凍加工のヒラメのお刺身を食べ比べました。このような時期なので、60名全員ではなく代表5名が試食を行いました。カメラでお刺身を拡大画像で映し出しましたが、「どっちも美味しそう」「食べてもわからない」となり、結果2:3で意見が分かれました。企業の努力でここまで新鮮さを保てることに驚いたようでした。
とても分かりやすいお話にあっという間に時間が過ぎ、「お寿司が食べたくなった。」「輪島丸の魚を食べてみたい」など、お魚を身近に感じた講義に、今回も大満足の90分となりました。