ビジネス実務学科では「食の商品化と流通」の授業において、フード業界の第一線で活躍されている6名の外部講師をお招きし、業界の仕組みやテキストには載っていない現場ならではのエピソードなどをうかがう「流通業実務家講師講演」を行っています。
6月7日(月)の授業は、ダートコーヒー株式会社 代表取締役社長 水上慎太郎様にお越しいただき、第1回同様、対面での講演とビデオによるオンデマンド講演のハイブリッド授業を行っていただきました。
今年はコロナ禍で食品業界も苦しい事情の中、まずは世界中のコーヒー産地のコーヒーベルト地帯や栽培標高など、豆が消費者に届くまでの流通、生豆からのブレンドや焙煎といった加工過程の説明がありました。
続いて、飲食店で一杯300円で提供されるコーヒー10gが生産国ではいくらで売られているかや、フェアトレードについてとても分かりやすくご説明いただきました。さらに、SDGsについてもコーヒーを通して具体的に取り組む姿勢を聞かせていただきました。
学生たちは、「手軽に購入できるコーヒーですが、『生産国の頑張りがあるため一杯のコーヒーが成り立っている』の通り、あるのがあたりまえでなく一つひとつに感謝して飲むようにします。」と実感したようでした。
とても分かりやすいお話にあっという間に時間が過ぎ、持参されたアイスコーヒーをいただきながらの講義に、今回も大満足の90分となりました。