5月の最終週、美術学科全コースで「公開オーディション」が開催されました。「公開オーディション」とは美術学科が最も力を入れている取り組みのひとつで、企画・アイディアから制作に至るまで学生ひとりひとりが研究し、同級生や教員の前でプレゼンテーションを行なう授業です。公開授業となっている本取り組みには他学科の教員や卒業生が見学に訪れることもあります。
前期に2~4回行われる(コースごとに異なります)この授業を通し、 学生は自分の強みと弱点に向き合い、短期間で驚くほど成長します。外部審査員の厳しい意見をもらうことが、発表者だけでなく、見学している学生にとっても大きな学びの場となっています。審査終了後、発表者に配られる評価シートには、審査員の熱量の高いコメントがたくさん書かれておりました。学生達は早くも、次回に向けた作品の構想に取りかかっています。
公開オーディション年間予定はこちらをご覧ください。
【マンガ・キャラクターコースの様子】
マンガ・キャラクターコースではマンガ家の吉祥寺笑先生と西生まこ先生を外部審査員としてお招きしました。吉祥先生は小松市在住のマンガ家さんで、イナズマイレブンのコミカライズなどを手がけてらっしゃいます。西生先生は本学の卒業生で、研究生在学中にマンガ賞を受賞、その後マンガ家としてデビューし現在も頑張っています。当日は、お二人ともに学生のやる気を引き出すあたたかなコメントと、また時にプロとしての厳しい意見が飛び出し緊張感のあるいいオーディションになりました。
日程 | 場所 | 外部特別 審査員 |
審査員 | |
第1回 | 5月28(木) | A211-2 | 吉祥寺笑先生 (マンガ家) 西生まこ先生 (マンガ家) |
ポヨ・ナマステ 知原 朱美 新井 浩 大谷 友理 |
5月29(金) | A211-2 | 吉祥寺笑先生 (マンガ家) 西生まこ先生 (マンガ家) |
ポヨ・ナマステ 知原 朱美 新井 浩 大谷 友理 |
【デザイン・映像コースの様子】
デザイン映像コースでは特別審査員として本校の卒業生でもある北極堂の北出一幸様をお迎えし、プロのデザイナー・クリエイターである非常勤の先生方とともに審査を行いました。ビジュアルデザインとはコミュニケーションであり、「見る人にグッと来る」「伝わる」デザイン提案を本コースでは重視しています。デザイン・映像コースの学生は短期間で4回のオーディションを乗り越える事で、アイデアを形にする回転力、メンタルの強さ、プレゼンテーション能力を磨いていきます。まだまだブラッシュアップされていない作品もありますが、叱咤激励する審査員の講評にメモを取り、未来へと繋げています。
日程 | 場所 | 外部特別 審査員 |
審査員 | |
第2回 | 5月29日(金) | A214 | 北出 一幸先生(北極堂) | 横山 真紀 村井 雅美 東田 修一 和田 紘樹 |
6月1日(月) | A214 | 北出 一幸先生(北極堂) | 東田 修一 和田 紘樹 大谷 友理 |
【油画・日本画コース】
油画・日本画コースでは、丹羽俊夫先生を外部審査員としてお招きしました。丹羽先生は本学名誉教授であり、また、日本画公募団体である日創展を創設して牽引し、作家としてもご活躍をされています。今回、本学教員と合わせて6名による審査会を実施しました。
日本画学生は30号と50号の自主制作2点、油画学生は60号完成作品とグリザイユ実習作品、50号の制作構想の3点での審査を行いました。それぞれの作品からは独自の拘りや可能性が感じられ、学生は今後の制作のアドバイスをもらうことで自身の進むべき方向性を確認できたようです。
日程 | 場所 | 外部特別 審査員 |
審査員 | |
第1回 | 6月2日(火) | A214 | 丹羽 俊夫先生 | 今村 文男、山下 和子、本山 二郎 (適宜参加:権田 宜子、堀 一浩) |
【ファッション・工芸コース】
今回のオーディションについては、各コースで学んだ基礎をもとに自分のテーマを見つけ展開していくのですが、それぞれ何を表現したいのか模索中で、作品の仕上がりも遅いものもありました。次回は2年前期の集大成として発表できるよう、作品の完成度を上げていってほしいです。
日程 | 場所 | 外部特別 審査員 |
審査員 | |
第1回 | 5月29日(金) | A213 | ー | 相河 喜美子 井村 洋子 荒川 美恵子 吉岡 将弐 徳田 明美 権田 宜子 堀 一浩 |