学長メッセージ(前期試験の終了および後期授業への準備について)

2020.08.18 共通

前期試験の終了および後期授業への準備について

 学生及び保護者の皆様

 本学では、5月末の緊急事態宣言解除を受け、6月以降、様々な感染予防対策を講じながら「対面授業」を実施してきました。7月中旬以降、全国的に感染者数が急増し、大学関係でも全国各地でクラスターが発生、8月には石川県内でも大規模なクラスターが確認されており、この新型コロナウイルス感染症の拡大は、まったく予断を許さない状況にあります。そうしたなか、本学では強い緊張感をもって感染予防につとめ、ここまで学内に一人も感染者を確認することなく、無事に前期試験を終了することができました。まずは、学生及び保護者の皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

 8月以降、遠隔授業の実施分を補足する特別補習や集中講義がスタートしており、また学部・学科によってはインターンシップや実習も始まります。学内の感染対策活動を実践的に遂行する「感染制御チーム」を中心に、全学をあげてさらに感染予防を推進していきたいと思いますので、引き続きご協力をお願いします。

 さて、後期授業に向けての準備状況等もお知らせします。今後の感染状況によっては、再び「遠隔授業」の実施が必要となりますが、その準備として、現在、学内のネットワークシステムの増強、貸与用パソコンの補充などを進めています。また、前期の経験を踏まえ、遠隔授業と対面授業の組み合わせによる学習効果の高いハイブリッド型の授業の追究も始めています。

 さいわい、本学の感染予防対策や遠隔授業への環境整備に対し、大学・短大の両同窓会から力強い支援の申し出を受け、多額の寄付をいただくことができました。こうしたご好意も有効に活用し、大学・短大が一丸となって後期授業に向けて準備を進めているところです。

 学生の皆さんには、本学独自の経済的支援として、無利息の貸与奨学金制度等を開始しています。さらに現在、遠隔授業等の受講に必要な経費の補助として、支援金給付の準備も進めています。支援額や給付方法については、詳細が決まり次第あらためてご連絡いたします。

 夏季休暇に入り、さまざまな学外活動が行われることと思います。学生及び保護者の皆様におかれては、感染症対策の意識を十分に高め、日々の健康チェック、密接場面でのマスクの着用、咳エチケットや手洗い等の徹底、三密(密集・密閉・密接)や大声の回避、「十分な睡眠」、「適度な運動」、「バランスの取れた食事」による免疫力の向上などを心がけていただきますようあらためてお願いします。

 後期もまた、学生の皆さんが、できる限り本学に登校し、対面交流を通じた豊かなキャンパスライフを過ごし、全身で学びの喜びを実感できる環境となることを願い対策を講じていきたいと思います。今後ともどうぞご理解とご協力をお願いします。

 

                                                                      令和2年8月18日

                             金城大学短期大学部                                     学長  加藤 博

                             金 城 大 学

                                       学長 前島 伸一郎