第5回「流通業実務家講師 講演」

2020.07.09 ビジネス実務学科

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ビジネス実務学科で昨年度から開講の「食の商品化と流通」では、フード業界の第一線で活躍されている5名の外部講師をお招きし、業界の仕組みやテキストには載っていない現場ならではのエピソードなどをうかがう「流通業実務家講師講演」を行っています。
今回で最終回となる6月29日(月)第5回目の講演は、丸果石川中央青果株式会社 専務取締役 岡嶋啓介 様にお越しいただきました。

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最初のウォーミングアップは野菜や果物に関するクイズでスタートし、青果物の選び方や保存方法を楽しく学んでいきました。「追熟」の説明では実際に輸入されたばかりの青バナナとエチレンガスで追熟した黄色いバナナを比べて見て、追熟のスイッチをいれる加工法などを知り、また、イチゴ、スイカ、パイナップルなどは、完熟してから収穫し新鮮なうちに食べるなど、最適の食べ方を学びました。

次に、ゴールドキウイとグリーンキウイの販売シミュレーションを通して、実際にもうけを出す価格の決め方を経験しました。学生たちは「スーパーの利益率が30%はある、ということに驚きました。仕入れ、販売価格を決めるのは難しい。」と実感し、持参いただいたキウイは学生へお土産としてプレゼントしていただきました。

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最後に、コロナウィルスで大打撃を受けた卸売市場(特に水産)、豊洲、京都、金沢など食のブランド都市の今般の食事情を解説していただき、最終回の講義にふさわしい大満足の90分となりました。