ビジネス実務学科で昨年度から開講の「食の商品化と流通」では、フード業界の第一線で活躍されている5名の外部講師をお招きし、業界の仕組みやテキストには載っていない現場ならではのエピソードなどをうかがう「流通業実務家講師講演」を行っています。
今年度の当授業のスタートは遠隔授業となったため、第1回（講師：カナカン株式会社 新規事業開発兼地域・行政開発担当 山本清人様）と第２回（講師：天狗中田株式会社 代表取締役社長 中田二郎様）の講演はオンライン授業となりました。
第３回目は、対面授業が全面再開された６月１５日(月)、石川のコーヒー普及の草分け的存在であり、県を代表するコーヒー豆販売業のダートコーヒー株式会社 代表取締役社長 水上慎太郎様にお越しいただきました。
まずは世界中の産地から消費者に届くまでのコーヒー豆の流通、生豆からのブレンドや焙煎といった加工過程、コーヒー豆や一緒にいただくお菓子の商品化などについてお話しいただきました。続いて、マーケティング分析し、パッケージ選びの手法などプロならではのお話を実際に使ったアイスコーヒーのパッケージボードを使って説明していただくと、学生からは「インパクトや個性が大切なわけではなく、無難で手に取りやすいデザインが売れやすいということが分かった。」と新たな気づきや驚きが感想に多く上がりました。
とても分かりやすく楽しいお話にあっという間に時間が過ぎ、持参されたアイスコーヒーをいただきながら、同社が商品開発された「和三盆金澤珈琲カステラ」も試食させていただくというリラックスムードの講義に、今回も大満足の90分となりました。
