本日、第1回油画・日本画コース公開オーディションを開催しました。
このコロナ禍で約2か月間の遠隔授業の中、想いを込めて自宅で制作した2年生と研究生の作品が発表され、講師による講評が行われました。
今回も外部審査員として、本学名誉教授で日本画家として活躍される丹羽俊夫先生にお越しいただき、温かいご指導を賜りました。
発表された作品は、この2か月間での確かな成長が感じられ、見応えのある充実した内容でした。
前半は日本画専攻、後半は油画専攻の学生による作品プレゼン、そして講評を行いました。
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ー日本画専攻ー
日本画の学生は、30号と50号の作品をそれぞれ発表しました。
ー油画専攻ー
油画学生は、春休み課題となっていた60号作品、そして4月から制作をはじめた50号作品を発表しました。
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4月からこれまでの期間、コロナ禍の大変な社会状況で自宅待機そして遠隔授業を続ける中、毎日オンライン上での実技実習を実施してきました。
実技実習は、毎日20分のオンラインクロッキー会とクロッキー講評、そして毎週木・金曜日には『途中経過サポート』として50号作品の制作進捗状況をグループ内のオンライン上で公開講評を実施し、互いの制作に刺激を受けて気持ちを切らさずに完成度を高めてきました。
6月5日からは学校での対面授業が再開し、これまで自宅で制作を重ねてきた作品を学校に持ち込んで制作ができるようになりました。
それから5日後、今日のオーディションを迎えました。
オーディションでの学生たちの制作は、この2か月間で着実に成長していました。
それは、多くを語らずとも作品の完成度が語ってくれていました。
今回のオーディションは、コース担当者としても忘れられない日となりました。
学生たちもこの経験をバネに、強く成長してくれることと信じています。