学生のみなさんへ
4月19日(日)より「遠隔授業」をスタートしました。学生のみなさんは、それぞれの授業について、動画や教材を利用した学習を順次はじめていることと思います。緊急事態における初の試みであり、説明が不明確なものや設定が不十分なものもあって、いろいろとご迷惑をおかけしています。可能な限りすみやかな対応を進めており、少しでもスムーズな学習環境を整備するよう改善を図っているところです。
一方で、みなさんからはすでにたくさんの課題が提出されており、高い学習意欲を心強く受け止めています。それぞれの授業では、みなさんから提出されるこれらの課題の状況を確認しつつ、到達目標の達成に向けて学習を積み上げていくことになります。対面授業ができないという制約がある中で、本学としては、何ものにもとらわれない「遊学の精神」を念頭に、新しい「手づくり教育」を展開できるよう鋭意工夫を重ね、より質の高い学習機会の提供を目指していきます。ぜひみなさんも、気持ちを前向きに、積極的に遠隔授業による学習に取り組んでください。特に1年生は、学習を始めるにあたり、不明なことや不安なことが多々あると推察されます。一人で悩まずに、気軽に担任等に質問してみてください。丁寧にお答えいたします。
さて本学では、現在、この遠隔授業の実施期間を5月6日(水)までとしていますが、今般、国や石川県の新型コロナウイルス感染症対策の現状を踏まえ、また今後の状況を予測し、みなさんの健康と安全を第一に考えて、遠隔授業の実施期間を5月29日(金)まで延長することとしました。詳細は別途ホームページなどで案内しますのでそちらで確認してください。学生のみなさん、厳しい状況が続きますが、健康管理と行動管理には十分に留意しつつ、ぜひ前向きに遠隔授業による学習の継続に取り組んでください。
なお、今後の感染症拡大状況により、遠隔授業の実施期間がさらに延長となることも予想されます。その場合、学事日程が大幅に変わってくる可能性もありますが、一年を通じた教育目標の達成に向けて、柔軟に対応を進め、質の高い学習機会の提供を図っていく予定です。状況が変わり次第、随時、ホームページなどで案内しますので、必ず確認をお願いします。
最後にあらためて、お互いの顔を見ながら学習の喜びを分かち合う日が一刻も早く来ることを願って、われわれ教職員とともにこの状況に立ち向かって参りましょう。
金城大学短期大学部
学長 加藤 博