第9回公開講座 結果報告

2019.08.28 共通

第9回 「戦前石川県の社会福祉のあゆみ③ ~金沢藩士の長男・井上友一(1871-1919)と昭和戦前期石川県の福祉状況~」

《講師》
 大学 社会福祉学部 准教授 元村 智明

《開催日》
 2019年8
月3日(土)

《概要》

 「福祉」とは何か、「社会福祉」とはどのように異なるのか、「社会福祉」は何故必要なのかについて、歴史的かつ哲学的に問う意味について解説しました。そのうえで県内出身者の内務官僚・井上友一が『救済制度要義』(博文館1909年)において日本の社会福祉に関わる制度をいかに構想し、それが昭和初期には救護法(1929年)・軍事扶助法(1937年)・母子保護法(1937年)・医療保護法(1941年)・戦時災害保護法(1942年)として整備され、戦後の福祉体制につながる点が解説されました。また、戦時下石川県の福祉の議論もあわせて紹介されました。おわりに「より良く生きる・自己実現」のために何ができ、何が必要かについて考えていただきました。

《公開講座アンケートより受講者の声》

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