ビジネス実務学科で今年度から開講の「食の商品化と流通」では、フード業界の第一線で活躍されている6名の外部講師をお招きし、業界の仕組みやテキストには載っていない現場ならではのエピソードなどをうかがう「流通業実務家講師講演」を行っています。
最終回である第6回目は、天狗ハムで有名な石川を代表する食肉会社の天狗中田産業株式会社取締役社長の中田二郎様にお越しいただきました。
生産からスーパーに並ぶまでの過程がなかなか見えない食肉の世界ですが、生産や処理の過程、食肉の戦後史、和牛・国産牛の違い、セリの仕組や肉の評価など、日頃見られないような迫力ある動画や写真をふんだんに使って、非常にわかりやすくご教授いただきました。
「A4」と「B5」 の和牛はどちらが美味しいのかや、一目で輸入牛と国産牛を見分ける方法など、90分の講義でプロのような目利きに近づくことができました。
和牛の中でも、近年は神戸牛や松坂牛などのブランド牛がブームですが、本講義では石川のブランド牛である能登牛についても詳しく教えてくださいました。
最終回に相応しい大満足の90分となりました。