6月14日の「基礎教養(学びの発見)」は、3クラス合同で、学長・加藤博先生のお話をお聴きしました。タイトルは「金城大学短期大学部の学び」でした。
話は1904年から現在までの「金城の歩み」で始まり、「学びの理念」「学びの内容」「学びの環境」「学びの目的」の順に進みました。「学びの理念」「学びの内容」については入学式や新入生合宿研修などでも理事長先生や学科長先生からお聴きしましたが、「学びの環境」「学びの目的」は初めて聴く内容で、学生にとってはとても新鮮で、考えさせられ、印象に残ったようです。
加藤先生は、金城のキャンパスには多様な樹木や植物が生えていること、何種類もの鳥が遊びに来ること、キャンパスから見える大自然が日々刻々と変化することなどに触れた後、3学科のユニークな先生方も「学びの環境」の一つとして紹介されました。
「学びの目的」では、入学して2か月半の学生たちに向けて問い掛けがありました。「あなたは今、幼児教育学科での学びについて何か迷いはありますか?」 ①迷いなんてない。②実はちょっと迷っている。③実はすごく迷っている。3つの選択肢が示され、「自分は何番だろう?」と学生は心の中で考えたようです。①②③それぞれの学生に対して、加藤先生からの温かいメッセージが伝えられました。 |
講話の後、各クラスへ移動し、加藤先生のお話を「受けとめ」、「考える」よい時間を持つことが出来ました。
≪振り返りシートより≫
- 学長先生のお話を聞いて、2か月いたけど敷地内に咲いている花や鳥などを全く見ていなかったので、時間を見つけて探検してみようと思いました。
- 学長先生がお話しされていた「迷うことは悪いことではない」という言葉が印象に残った。これから勉強していく中で悩み、迷うことがあっても、じっくり、真剣に考えていきたい。
- 高校の頃は、まだ道を変更することが可能でしたが、今この学科にいると「もう進むしかない」という状況になったので、迷いというより不安がありました。しかし今日「ここまで来た意志は、一時の感情で流れてしまうものなのか」という言葉を聞いて、その通りだと思いました。自分の夢を実現させるために頑張ろうと思います。
- 印象に残ったことは、「保育士になるためだけに保育を学んでいると、多くの大切なものが零れ落ちていく。秘訣は学ぶことそれ自体を楽しむこと」という言葉だ。学生生活は2年間という短い時間だが、大学生にしかできないことを今、十分に楽しみたいと思った。
- 「保育の世界は奥が深い」という言葉に、これからこの世界を知っていくんだ、この世界で生きて奥深さを知っていくんだと思うとワクワクしてきました。