第3回 「絵は心を映す、コミュニケーションのツール」
《講師》
大学 社会福祉学部 准教授 永坂 晃子
《開催日》
2019年6月8日(土)
《概要》
第3回の講座では、講師がこれまでに関わった、知的な発達の遅れや自閉症などの障がいを持つ方々が描いた実際の絵や、一人の障がい児との長期にわたる絵を通した関わりの詳細な事例を紹介し、思いもよらないような表現の世界に触れていただきました。
なぜそのような表現が生まれるのか、描いた人は何を表わしたかったのか、なぜその絵を描いたのか・・。大切なのは、出会う絵に対して「なんだろう?わかりたい!」という情熱を向けること。子どもの絵画表現の理論や、描いているときの様子、描いた人の生活環境・特性などの様々な情報を駆使して、その絵の謎に迫ろうとするとき、「絵」は描いた人と私たち見る側とを繋ぐコミュニケーションの場となることを、感じていただけたのではないかと思います。
《公開講座アンケートより受講者の声》
- 子どもを理解する方法の1つに絵があることを改めて分かりました。先生が楽しそうに話す様子からやってみたいと意欲がわきました。ありがとうございました。
- 「絵は心を映す、コミュニケーションのツール」ということについてよく考えることができました。ことばだけに頼らないコミュニケーションの方法について、これからもっと考えていきたいです。
- 発達と絵の関係がとてもわかりやすくためになりました。ありがとうございました。