5月17日の「基礎教養(学びの発見)」では、2年生とのチュートリアルを行いました。1年生3クラス、2年生3クラス混合で、6つの教室で同時に実施しました。学年やクラスの枠を超えての学び合いです。
2年生は6月、8月、9月に「保育実習」「教育実習」があります。1年生は12月の「保育実習」に向けて、夏季休暇中に3日間の「保育現場体験学習」があります。〝自分の実習として主体的に学んでいけるよう、2年生と1年生が共に語り合い、自らの思いや考えを整理し実習に向き合う〟というねらいがあります。
まずは2年生が、手づくりの教材・パネルシアターなどで、子ども達とどのように関わっているかを見せてくれました。
最初は表情も硬く、気恥ずかしそうにしていた1年生も子どもの世界に引き込まれ、すっかり笑顔になりました。
教室内が和やかな雰囲気になったところでグループワークです。1年生は「目前の現場体験学習に関して2年生に聞いてみたいこと」、2年生は「今実習に向けて取り組んでること」を付箋5枚に記し参加しました。
漠然とした不安を抱えていた1年生は2年生から具体的な話を聴き、少しイメージできるようになり、「今できること」に取り組んでいこうとする意欲が見えてきました。2年生は「1年生に伝えたいこと」を懸命に伝えながら、それは自分自身にも当てはまることを自覚したようです。2年生は「実習指導」の授業として実施しましたが、とてもよい学び合いになりました。