8/4に「ファシリテーション・スキル養成」のための教員研修会を開催しました。講師は発創デザイン研究室の冨永良史先生、テーマは「普通の授業から考える」。今回は普段行っている授業の中でお互いが活かし合えるコミュニケーションとはどんなものかを考える研修でした。
午前中は、幼児教育学科から、「基礎教養」授業の実践報告として、「保育者を志す者として」というテーマに取り組んだブレーンストーミング演習の報告でした。ブレーンストーミングとは、集団でアイデアを出し合うことによって発想の誘発を促す技法です。
午後からは、美術学科の講義「社会と美術論」の中から、「視覚効果に秘める情報伝達の力」の模擬授業を体験しました。続いて、ビジネス実務学科の講義「日本語表現」の中から、「英語教育に力を入れるべきだ」というテーマで、賛成・反対に分かれてディベートを行い、ディベート後に作文を書く授業の実践報告を行いました。
教員が普段行っている授業の展開を、全教員で吟味する貴重な一日となりました。教師とは教え手であると同時に、学び手でもあります。学生の気持ちを考えてみることで、今後も楽しい授業デザインとなるようにファシリテーションの研修を続けていきたいと思います。